料理研究家、宮前真樹さん家のお雑煮。

料理研究家、
宮前真樹さん家の
お雑煮。

私のお雑煮はとてもシンプル。昆布と鰹のお出汁に焼いたお餅とお野菜少し。そこへ人参の飾り切りをちょこんと乗せるだけです。

子供の頃は雪深い新潟で祖母の作る雑煮で新年が始まりました。大きなアルミ鍋にザクザク切られた根菜が、ストーブの上でずっとグツグツと緩やかに煮立っていて、ちょっと具の多い味噌汁のようなスープに各自お餅を入れて完成でした。田舎らしいあたたかな雑煮で大好きでしたが、ちょっと洗練されているように感じた「お澄ましの雑煮」に憧れました。大人になって自分で作る雑煮が関東風になったのは、子供の頃の憧れが残っていたからなのかも?と、改めて懐かしく思い出しました。

お出汁を取る事が出来る人はお手製の出汁を使ってください。1~2人分を気負いなく作れるように、白だしを使ったレシピです。

材料(2人分) 【A】水500ml
【A】白だし 大2
【A】醤油 小1/2
人参1センチ幅×2
ほうれん草1~2本
椎茸2個
鶏肉 30g
お餅2個
柚子皮少々
作り方
  1. 人参を1センチ幅に切り、花型で型抜きする。
  2. ほうれん草を軽く塩茹でして水気を切り5センチ程度に切る。
  3. 【A】を火にかけ鶏肉入れアクを取りながら火を入れる。
  4. お椀に焼いたお餅と4の具材と出汁を注いで完成。

お好みで柚子の皮の千切りや三つ葉で香りをプラスしたり焼いた海老やイクラを追加すると見た目も豪華です。
お椀にお餅を入れる時に、薄く切った大根や人参の上に乗せると、お椀にお餅がくっつかないので良いです。

宮前 真樹
Maki Miyamae
caférestaurant エムナチュール プロデューサー。
その他店舗プロデュース/各種出版・WEB 媒体にレシピ・コラム掲載
美養サラダ/ビューティレシピの提案・セミナーを開催。
『サラダのくすり箱』(ワニブックス)より出版
国際食学協会親善大使・名誉理事就任
ル・コルドンブルーディプロム/江戸懐石近茶流研修科終了
スーパーフードマイスター/食育インストラクター/
全日本薬膳食医情報協会認定・薬膳インストラクター 他
犬の管理栄養士・ペット食育士 アニマルアロマアドバイザー
愛犬の体調不良から「食」を見直し日々の手作り食を実践中。