毒吐きかもしれませんが…「折茂先生のお話って普通のことですよね?」

毒吐きかもしれませんが…
「折茂先生のお話って
普通のことですよね?」
Q.
折茂先生の話は、特に新しい健康法やとっておきの方法というものではなく、非常に普通ですよね?
そうですね。皆さんに共通して言えること、結果として本質的に行き着くことをお伝えしています。大切なのは「1.食事 2.運動 3.睡眠 4.ストレス」という健康を保つ4本柱です。
病気になってしまうのは実は「普通のことをしていないから」です。身体の健康のためには特別なことは必要なく、4本柱を整えることが大切です。そうでありながら、例えば、食べ物については注意しようと思っても、普段何気なく食べているものに山盛りの添加物が入っているので避けるのは難しく、また早寝早起きをしようと思っても、忙しい現代生活ではこの当たり前のことを行うのが非常に大変です。これは皆さんのせいではなく、身体に良くない環境に取り囲まれてしまっているからです。ですから巷には様々な健康法が溢れかえっているのでしょう。
Q.
その様な健康法、ネットや広告、テレビなどで見るようなものってどうですか?
様々な健康法は合う人と合わない人がいます。
何かの健康法を行う良い効果と、何気なく行ってしまっている良くない習慣の影響を比較すると、良くない習慣の影響が圧倒的に大きいです。
例えば、動脈硬化の場合、トクホの○○茶や○○サプリメントが中性脂肪を下げても、暴飲暴食をしては動脈硬化が良くなりません。
先日来院された方は、薬を使用せず食事の工夫を行っただけで動脈硬化が短期間で改善しました。薬が必要ないという意味ではありませんが、どんな薬、サプリメント、健康法より根本原因を工夫することが一番の健康法です。脂質や糖質を食べたいだけ食べて何かのスーパーフードで病気を予防できる方法は、残念ながら今のところありません。
Q.
有名人のSNSやネットなどに流れてくる、美容法や健康になったという情報を見て、サプリメントやアイテムなどを試しています。その情報は嘘ですか?
一概に嘘という訳ではないです。ただし、全てのヒトに効果があると確認されれば標準的な医療となりますが、サプリメントや○○健康法、美容法は医療ではありません。
全てのヒトに共通する方法はありませんが、他の方には合わないものでも別の方にはとても身体に合う可能性もあります。 あなたに合ったオンリーワンの情報を探してみてください。
皆さんに是非覚えていただきたいことは、ヒトの身体の反応には個人差があり、遺伝的要因や年齢が大きく影響するということなのです。
Q.
例えば糖尿病。若い方にも年を重ねた方もいらっしゃいます。どういった原因で起こるのですか?
糖尿病は悪い食習慣が原因と考えている方が多いと思いますが、極端に言うと糖尿病になり易いかどうかは遺伝的な体質で決まってしまいますので、あなたのせいではありません。血糖を下げるには膵臓から分泌されるインスリンが必要ですが、このインスリンを分泌する能力には個人差があります。
もともと分泌する能力が低い方は糖尿病になり易く、若いうちに発病するため、普段から糖質の摂取が多くならないように気を付けましょう。両親や親戚に糖尿病の方がいる場合にはこの可能性がありますので、健康診断で血糖値が高めと指摘されたことがあれば、インスリンの分泌能力を調べる経口糖負荷試験(注1)を受けて下さい。逆に、インスリンの分泌能力が高い方は甘い物を気にせず食べても糖尿病になりにくく、発症する場合でも高齢になってからです。まったく食べ物に気を付けなくて良いという意味ではありませんので、体重が増えないように注意して下さい。

注1)糖尿病を扱っている内科で調べてもらえます。

なるほど!折茂先生のお話はヒトが健康に生きて行く上で最も大切な「普通のこと」を、何度も重ねて解いてくださっていたのですね。
日々の積み重ねが一番で、当たり前のことを続けることが健康や美容に大切なこと。
情報社会ですが、巷で流れてくるようなことを鵜呑みにせず、まずは自分の体質を知る。ですね!健康診断の結果の見直しや家族の病歴なども確認して、自分を取り巻く世の中の環境がどんなふうに影響しているのかも振り返ってみたいと思います。

折茂 政幸
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。