お正月に気をつけたい健康管理

お正月に気をつけたい
健康管理

お正月に気をつけたい健康管理。

この年末年始は久しぶりに故郷へ帰ったり、家族・友人と賑やかに過ごす予定の方も多いそう。もちろんゆっくりとお一人で過ごす方も。年の瀬からお正月にかけてツイしてしまいがちな「無理」。
身体に無理をせず上手に年越しをして健康で幸せな新年が迎えるために注意することは?

教えて?折茂Dr.!

Q.
お正月はどうしても気分が大きくなって沢山食べてしまいがち。「お正月太り」を気にする方も多いようです。お正月料理で食べ方に気をつけることは?
保存食であるお節料理は塩分が多いため、高血圧症や浮腫みやすい方は注意が必要です。
特に、かまぼこ・昆布巻き・雑煮は塩分が多いです。お節料理を一通り食べると、1食で1日の塩分摂取量を越えてしまうこともあります。お餅は糖質ですので、糖尿病の方だけでなく体重が気になる方には注意が必要な食品です。また、新鮮な野菜が不足しがちなので、サラダや果物などでビタミンの補給も忘れずにお願いします。
Q.
寝正月に浸っている方への注意点は?どのようなことが原因でどんな病気を招きやすいですか?
身体活動量の低下は血液循環の悪化の原因になります。脚の血行障害で浮腫みを起こしますが、血栓塞栓症といって静脈を詰まらせてしまう場合もあります。
塩分過剰な正月料理も影響して血圧が上昇することで、高血圧や心臓に負担をかけることにも注意が必要です。また、数日間ほぼ寝たような状態では簡単に筋肉量の低下が起こります。
代謝の低下で体重も増え易くなりますので、初詣や初売りなどの機会を利用して積極的に外出するようにするといいでしょう。睡眠リズムも崩れやすくなりますので、夜更かしにもご注意下さい。
Q.
高齢者のいるご家族へも注意を払ってあげたい事項を教えてください。
やはり、塩分の過剰摂取と気温の低下により血圧が高くなることが心配です。
どちらも心臓に負担をかけ、高齢者の場合には心不全や脳卒中になることもあります。特に、服薬中の方は塩分摂取を控えて、定期的な血圧測定を行って頂き、足の浮腫み(スネや足の甲が分かり易いです)が急に出てきたり、悪化していないかを確認して頂くと良いです。
外出時にはしっかり温かい服装でお出かけ下さい。

まとめ。
身体を労りながら
上手に年越しするために。
気をつけること。

生活リズムをキープ:
就寝・起床は普段通りに。日中は出来るだけ外出機会を作り、身体を動かして頂く様にお願いします。
暴飲暴食に注意:
忘年会・新年会など集まり事が増えますので、一つ一つの行事で食べ過ぎないように。アルコールの摂取もほどほどに。
塩分過多を避ける:
普段より塩分過剰になる時期です。正月料理に片寄らず、野菜や果物も摂るように。ハムなど贈答品も塩分が多いのでご注意を。
部屋の温度・湿度管理も忘れずに:
気温の低下で免疫力が低下し易くなります。新型コロナウイルスのこともありますので、部屋を暖かくするだけでなく加湿もお願いします。
心と身体をリフレッシュ:
注意点ばかり挙げましたが、一年の活躍を労って、先ずはゆっくり休んで下さい。気分転換が出来たら、休ませ過ぎず再スタートのため普段通りの生活に戻す準備をお願いします。
折茂 政幸
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。