メルマガ2022年9月号「夏疲れ改善、肌にも身体にもいい鰯のサラダ」などをご紹介しています。

いつもコンシダーマルメールマガジンをご愛読くださりありがとうございます。

今年の夏も暑かったですね。
皆さんはどんな毎日をお過ごしでしたか?
残暑の余韻が続く9月ですが暦の上ではもう秋。
少しずつ外から聞こえる虫たちの声も秋色に変わってきました。

さてそんな9月号はまだまだ気が抜けないコロナ禍でのお家時間。リモートで人とも会わないし、会話も減って。ふと気になる物忘れ。

今回の教えて折茂?Dr.!は若年性認知症について。そして料理研究家、宮前真樹さん考案の身体に美味しい美養レシピは夏疲れ改善、肌にも身体にもいい鰯のサラダ。コンシダーマルワンポイントアドバイスはボディメイクトレーナー、豊島香奈子さん監修第三弾!ポッコリ下腹撃退エクササイズです。そしてゲストはソムリエでワインプロデューサーとしてご活躍の小川その子さんのインタビューの4本です。

最後までお楽しみください。

INDEX
教えて?折茂Dr!「最近物忘れが・・・?最近よく聞く若年性認知症ってなぁに?」
◆教えて?折茂Dr.!
最近物忘れが・・・?
最近よく聞く若年性認知症ってなぁに?
身体とお肌に美味しい美養レシピ「残暑の身体を整える。鰯のサラダ・生姜ドレッシング」
◆身体とお肌に美味しい美養レシピ
残暑の身体を整える。
~鰯のサラダ・生姜ドレッシング~
コンシダーマルワンポイントアドバイス「ポッコリ下腹撃退!レッグレイズ。」◆コンシダーマルワンポイントアドバイス
ポッコリ下腹撃退!レッグレイズ。
インタビュー ソムリエ・ワインプロデューサー 小川その子さん「ソムリエ・ワインプロデューサー 小川その子さん」◆インタビュー
ソムリエ・ワインプロデューサー
小川その子さん
「楽しく幸せに生きるには抗わないこと」
最近物忘れが・・・?
最近よく聞く
若年性認知症ってなぁに?

コロナ禍もあり、人と会うのが憚られる時代。
リモートワークで外に出かけるなど人と会う機会も減り、外食せず家呑みなどの機会が増えました。
そんな昨今ですが最近よく聞く若年性認知症。
これはどんな病気?教えて?折茂Dr.!

Q.
若年性認知症とはなんですか?
一般に、認知症は加齢による脳の変化に伴い高齢者に多くみられますが、65歳未満で発症したものを若年性認知症と診断します。
平均の発症年齢は51歳前後です。
Q.
原因は?
  1. アルツハイマー型が約半数を占めます。
  2. 血管性(脳梗塞や脳出血によるもの)が約17%です。
  3. 前頭側頭型認知症(前頭葉や側頭葉の脳委縮によるもの)が10%弱です。
  4. 頭部のケガ(脳挫傷)などでも認知症を発症する場合があります。
Q.
どんな症状?
  1. 短期記憶障害:仕事上のミスや約束事を忘れるなど。比較的新しい記憶が薄れます。
  2. 見当識障害:日時や場所、人の顔などを正確に認識することが難しくなります。
  3. 理解力・判断力の低下:お金の計算や運転中の判断が鈍くなるなど。
  4. 実行機能障害:料理手順や公共交通機関の利用など、物事を順序立てて実行することが困難になります。
  5. その他には、不安や抑うつ、妄想、幻覚などの症状が出る場合もあります。
    (気になる症状がある場合は次に説明する神経心理学検査で確認が必要です。)
Q.
思い当たる症状がある場合はどのような検査をしますか?
神経心理学検査(HDS-R、MMSEなど):質問や簡単な作業・計算を行って頂き、認知機能を評価する検査です。
脳画像検査(MRI、VSRAD、SPECTなど):脳の画像を撮影し、脳の萎縮や血流を調べる検査です。
Q.
治療法は?
現在、認知症に対して根本的な治療薬はありませんが、病状の進行遅延や症状改善を目的に薬物療法(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬、NMDA受容体拮抗薬)が行われます。
また、非薬物療法としては回想法・音楽療法・リアリティーオリエンテーション・運動療法などがあり、心身のリラックスや身体機能改善を目的に行われます。
Q.
予防法は?
一部のアルツハイマー型認知症など遺伝的な要因が関与しているものには有効な予防法がありませんが、過度の飲酒・喫煙、食習慣の悪化、運動不足、過度のストレスは認知症のリスクと考えられています。
特に、血管性認知症は生活習慣病と密接に関連しますので、まず血圧・コレステロール・血糖値に注意し、定期的な運動習慣を身に付け、過度の飲酒は避けるようにお願いします。
折茂 政幸 
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。
残暑の身体を整える。
~鰯のサラダ・
生姜ドレッシング~

残暑も残る9月。
簡単缶詰で夏バテケアのサラダです。
鰯には人間の体内で作ることの出来ない必須脂肪酸であるEPAとDHAなどのオメガ3と呼ばれる油が含まれています。オメガ3は肌荒れや乾燥を防ぐ効果や、血液サラサラ・生活習慣病の予防・改善に期待が出来る栄養素です。

缶詰は手間要らず。骨ごと加工されているのでカルシウムも摂る事ができて便利です。
生姜の辛味成分「ジンゲロール」や「ショウガオール」は、血行促進や体温維持効果があるといわれています。
その他、高い抗菌作用や抗酸化作用の他、血中コレステロールの改善効果なども期待できるとも。
疲労回復・夏バテ解消にも役立つので、夏疲れのカラダにもお肌にも取り入れたい食材の一つです。

材料 いわし缶詰 1缶(醤油煮)
小麦粉 少量

~ドレッシング~
生姜すりおろし 大1
米油 大1
オリーブオイル 大1
ごま油 大1
醤油 大1
りんご酢 大2
作り方
  1. 缶詰から鰯の身を取り小麦粉を両面にふりかける。
  2. フライパンでオリーブオイル小1程度を加熱し【1. 】の鰯を両面焼く。
  3. 焼き色がついたら取り出し、粗熱を取ってサラダにトッピングする。
~ドレッシング~
  1. 生姜をすりおろし油類と混ぜる。
    (小さな瓶に全て入れてシェイクすると簡単に乳化します)

ベビーリーフやトマトなど、お好きな野菜にトッピング。玉ねぎや少し苦味のある野菜が入ると美味しいです。

宮前 真樹 
Maki Miyamae
caférestaurant エムナチュール プロデューサー。
その他店舗プロデュース/各種出版・WEB 媒体にレシピ・コラム掲載
美養サラダ/ビューティレシピの提案・セミナーを開催。
『サラダのくすり箱』(ワニブックス)より出版
国際食学協会親善大使・名誉理事就任
ル・コルドンブルーディプロム/江戸懐石近茶流研修科終了
スーパーフードマイスター/食育インストラクター/
全日本薬膳食医情報協会認定・薬膳インストラクター 他
犬の管理栄養士・ペット食育士 アニマルアロマアドバイザー
愛犬の体調不良から「食」を見直し日々の手作り食を実践中。
ボディメイクのスペシャリスト、
豊島香奈子さん監修!
ポッコリ下腹撃退!
レッグレイズ。

コンシダーマルワンポイントアドバイスはボディメイクトレーナー、豊島香奈子さん監修第三弾!

今回のテーマはポッコリ下腹部撃退!
寝たまま簡単「レッグレイズ」
ターゲットは腹直筋下部です。

■ STEP-1

向けになり膝を軽く曲げて、手は体の横に置くか、腰痛がある方はお尻の下に両手を入れて腰が反らないようにします。

■ STEP-2

両足の膝は軽く曲げて息を吐きながら床と垂直になるくらいまで持ち上げます。

■ STEP-3

今度は息を吸いながら床ギリギリのところまで両足を下ろしていきましょう。

動かす際は腕が窮屈なところまで上げて、パタパタと上下に動かします。

膝は伸びている方が強度は上がりますが、特に腰痛のある方は軽く膝を曲げておこないましょう。
腰が反らないように意識しながら、まずは10回を3セットから始めてみましょう。 慣れてきたら20回3セットを目指してください。

下腹部は元々脂肪が溜まりやすい場所です。
食生活の乱れ、運動不足などの原因により、下腹の筋肉が衰え、お腹で体重が支えられなくなると、脂肪が蓄積しやすくなります。

お腹に力を入れる習慣をつけて重心を意識し、筋肉を動かすことで、ポッコリ下腹を撃退しましょう!

豊島 香奈子
Kanako Toyoshima

2007年~2021年、4年連続で JPC全日本ボディビル選手権「The Contest」Ms Figure Japan 優勝。2006年、JPC全日本ボディビル選手権「The Contest」Ms Figure Japan 準優勝、2009年、美と健康の祭典「第1回シャイニークイーンコンテスト」初代グランプリ。 など、多くの成績を残し、2007年~2010年には「グリコキレイサプリガール」も務める。これまで男女問わず多くのクライアントの指導あたっている他、タレントやモデルなどのボディメイク、ダイエットセミナーなど多方面で活躍中。

■資格
・NSTAーPET(全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルフィットネストレーナーズ)
・BESJマットピラティスインストラクター
・エアロビクスインストラクター
・小顔美容矯正師
・VIPR認定トレーナー
・プロテインマイスター

[Facebook] https://www.facebook.com/kanako.toyoshima
[Instagram] https://www.instagram.com/kanako7676/
[Twitter] https://twitter.com/bera_kana
第17回ゲスト
ソムリエ・
ワインプロデューサー
小川その子さん
「楽しく幸せに生きるには抗わないこと」
ソムリエとして長年ワインレストランを経営されたのち、トライアスリートとしても複数回優勝を飾りながら、現在はワインプロデューサーとしてグローバルに活躍されている小川その子さんが今回のゲストです。
Q.ようやくニュージーランドへの渡航もできるようになりましたね。これまでトライアスリートとしても国内・世界各国でのレースに出場されてご活躍でしたが現在はワインプロデューサーとしてニュージーランド産のロゼワインを作られていらっしゃいます。ロゼワインはどんなシチュエーションでどんなお料理に合いますか?

ロゼはどんなお料理にも合わせやすいんです。一昔前は白でもなく、赤でもなくどっちつかずという言い方をされる方もいらっしゃいましたが、白・赤の両方のいいところを兼ね備えています。とてもフードフレンドリーなワインなのでどんなお料理にも寄り添えるんです。ただ、ちょっと甘口なロゼは合わないものもありますが、うちのロゼはドライで程よくタンニンがあるのでしっかり目のお肉料理にもいいですし、和洋中、エスニック何にでも合いますね。また、フランスでは年齢を重ねたご夫婦が夕暮れになるとデッキへ出て夕日を眺めながらロゼで乾杯するというロマンティックな文化もあるんですよ。


Q.今年はどんなロゼワインができそうですか?

年は軽やかでチャーミングな味に仕上がりそうです。去年は果実味がぎゅっと濃縮された感じでした。2022年バージョンは11月中旬に発売予定です。楽しみに待っていてくださいね。


Q.その子さんは栄養士や中医学(薬膳)の資格もお持ちですよね。ご自身の美容法や体調管理法で何か特別なことはされていますか?

食事は栄養学、中医学の両方の良いところを自分に合った形で取り入れています。昔のおばあちゃんが教えてくれた食事の知恵はそれでいうと中医学のようなものなんですよね。私の実家では家庭菜園をしていて、季節の野菜を庭から収穫してきて食べました。梅干しは家でつけるし、お味噌も時間をかけて熟成させた手作りです。仕事柄、会食が続いたりすると肌の調子や体調が乱れてきます。そうすると自然に体が欲するものが子供の頃から慣れ親しんでいる添加物の入っていない食べ物なんです。高級なサプリメントを飲むよりも、自分でつけた梅干し、糠漬けやお味噌汁、家庭菜園のお野菜を摂ることで身体が整うのを実感します。美容に関しては雑誌やネットの情報をそのままやってみるということをしなくなりました。中医学の観点からもわかるのが、それぞれに体質や肌質があるので、私自身に合ったものは何か?を模索します。そうするとやっぱり自然と身体が欲しているものが必要だと気づきます。自分の身体の声を聞くことが大切ですね。


Q.コンシダーマル世代へメッセージを。

楽しく幸せに生きるには、抗わないことかなと思います。スキンケアや健康管理も大事にしていますが、年齢を重ねて自然とできるシミやシワを悲観せずに受け入れる。若かりし頃の過去でも、見えない未来への不安でもなく、「今を生きる」こと。それはどこかトライアスロンのレースに似ているのかもしれませんね。最近、S N Sなどでよく見るようになった「丁寧な暮らし」は、私にとって両親から学んだ家庭菜園や手作りのお味噌に梅干し、糠漬け。そして育てている植物のお花が咲いて嬉しいと感じられることなど。これからも身近な日常を楽しみ、丁寧に暮らす日々を大切にしていきたいと思っています。
小川 その子 さん
1977年1月19日生まれ

ソムリエ、ワインスペシャリスト、栄養士、スポーツ栄養スペシャリスト、薬膳フードデザイナー、 トライアスリート。ワインの醸造アドバイザーとして活躍する。現在ニュージーランド産のロゼワイン、『vin rose』をプロデュース。

『vin rose』を味わってみたい方はこちら。
http://www.winetable.jp

◇コンシダーマルの感想

ずいぶん前から使わせていただいています。コロナ前まではトライアスロンのレースや仕事で、国内・海外と飛び回っていたのでポーチに入る大きさのボトルは持ち運びにも便利でした。コンシダーマルはベタつかず、サラッとして使い心地がいいですね。最近、ケミカルな香りが苦手になってしまったので、無香料というのも嬉しいです。年齢を重ねてくるとエイジングケアのためにはライン使いを薦められるのですが、それが面倒なので、一本でスキンケアができるのは本当に助かります。

 

取材 コンシダーマルメールマガジン編集部
撮影 萩庭桂太
最後までお読みいただきありがとうございます。
それではまた、次回のConsidermal Mail Magazineでお会いしましょう!