第9回ゲスト 立河宜子さん

第9回ゲスト
立河宜子さん
「幸せが人を美しくさせる」
私の人生はとても恵まれています、と笑う立河さん。現在、美容家・カウンセラーとして活躍されていらっしゃいます。「美しさ、きれい」とは何か、立河さんの目線でお話しくださいました。
Q.きれいというのは個人差があると思うのですが立河さんにとってのきれいとは?

自分のことを受け入れて認めている方は美しいと思いますね。最近よく言われる自己肯定感を持っていることです。自信とも言えるかもしれません。


Q.自己肯定感。よく聞きます。

それぞれの世代によって価値観は違いますが、両親や周りの人たちに教育されて私たちは学び、考え方が身に付いていきます。その工程の中で日本人ならではの「奥ゆかしさ」「謙虚」のような文化をネガティブな間違った解釈をしたまま教わってきたり、思い込んだりしているために自信のない自分になってしまっていたり、「ありのままの自分」でいられずに辛い思いをしている方がとても多いように感じます。


Q.ありのままの自分。それと美容は関係ありますか?

はい。私なりに具体的な美容法や心理学を学んで実感していることは、美容は心理的な要素が大半を占めていると言うこと。まずは自分自身に焦点を当てて一切のダメ出しをせずそのままの自分を認めていたわってあげましょう。 いたわる方法として瞑想するのもおすすめです。リラックスして目を瞑り、ゆっくりと呼吸をしながら自分の体全体をスキャンするイメージ。毎日休まずに働いてくれている皮膚、関節、骨、血管、リンパ、内臓、体のパーツそれぞれに意識を向けて行くと自分の体が自分の為だけに無意識の中で一生懸命働いてくれていることが愛おしくなってきますよ。


Q.つい人と比べてしまいます。自分は劣ってないかとか。

私にも経験があります。それは考え方の癖。心の習慣です。でも習慣は心構えで変えることができます。他の人と自分を比較したり評価されることに焦るのではなく、「自分がどうありたいか」が最も重要です。まずは自分自身を大切にしてあげましょう? 自信を持てない方はご自身の心の奥深くで無意識に望んでいる深層ニーズがわからない方が多いんです。


Q.深層ニーズとはなんですか?

「幸せ」を感じられる様々なポジティブ感情のことです。例えば、安心する・のんびりできる・ゆったりできる・興味がある・ワクワクする・楽しい・嬉しい・生き生きできる・希望がある・感謝・愛などなど。自分が無意識(潜在意識)に求めている深層にあるこの重要な感じたい欲求がぼんやりしたままだと幸せって何?とわからなくなります。そうすると結局はその方にとっての「きれい」もわからず美容ジプシーに。 心と身体は密接に繋がっているので健康にも影響が出ます。心身が健康であることが美しくいられる一番の秘訣です。 カウンセリングで無意識に求めている「幸せ」の感情がわかると具体的な目的と目標ができます。そうすると生きるエネルギーが湧いてきて、フェイシャルをしていなくても目が輝いて生き生きされたり、安心して柔らかい表情になったりされます。長年美容に携わってきて、実感しているのは心の状態がその人を表しているということ。だから、美しくあるためには幸せでいることだと私は思います。


Q.最後にコンシダーマル世代へメッセージを。

コンシダーマル世代はご自身の家族のことや社会的立場を含め、未知だった大人の世界の経験を積んできている貴重な世代です。日々忙しく様々な判断も任されることも多いと思います。これからますます美しく輝いて生きていけるように健康であることはとても大切。健康診断や些細な不調でも我慢せず受診してくださいね。そして心穏やかに過ごせるように自分の好きなことをする時間や場所(空間)を持つことをおすすめします。
立河 宜子 さん
1970年1月14日生まれ

株式会社BASIC BEAUTY代表。美容家・カウンセラー。

30代からエステティシャンとして活動を始め、現在は心理学の観点からカウンセラーを務める。

BASIC BEAUTY ホームページ
https://www.basicbeauty.jp

【資格】
○一般社団法人 化粧品検定1級
○一般社団法人 コスメコンシェルジュ
○一般社団法人 ヘルスケアプランナー
○介護職員初任者研修(ヘルパー2級)
○薬膳フードデザイナー
○一般社団法人 空間デザイン心理学協会 ライフデザインナビゲーター
コンシダーマルスキンライズローションの素晴らしいところは何と言っても浸透力と保湿力です。長年のエステティシャンの経験から美しい素肌作りは健康であることと同時に引き算のシンプルなスキンケアです。年齢を重ねるとつい肌悩みに合わせてアイテムが増え色々なものを塗りすぎる傾向に。「保湿」はシミ・シワ・たるみの予防、改善の一番の方法です。コンシダーマルは理にかなっているオールインワンローションですね。
取材 コンシダーマルメールマガジン編集部
撮影 萩庭桂太