更年期かな? 色んな症状別に 漢方薬はあるの? 漢方薬の良さを教えて? |
Q.
更年期の症状、おすすめの漢方はなんですか?
|
女性の更年期障害の原因は、卵巣機能低下による女性ホルモン(エストラジオール)の低下とそれに伴う自律神経の乱れと考えられています。
漢方では、これを気(気力)・血(血液)・水(水分)のバランスの乱れとして捉え、それぞれのバランスを整える治療を行います。 肩こりや冷えなどは血の停滞、のぼせやイライラなどは気の滞りによる症状です。 代表的な漢方薬としては当帰芍薬散、桂枝茯苓丸あるいは桃核承気湯などを使用します。 |
Q.
日によって症状が違うのですが、症状別に漢方の種類は変わりますか?
|
症状によって使用する漢方薬は異なります。
日ごとに変化する症状に応じて漢方薬を代える訳ではありませんが、もともとの体質やその方の体力などによって漢方薬を選択します。 同じような症状に対して、他の方とは違う漢方薬を使用することがあります。 |
Q.
漢方を使うメリットを教えてください。
|
いくつもの症状を1つの漢方薬で対応できること、西洋薬では治療が難しい症状に対して効果を得られる可能性があることです。
副作用のリスクが少ないことも利点です。 ただし、生薬によっては胃もたれや下痢などの消化器症状を起こすものや呼吸器疾患、浮腫みの原因になるものもありますので、専門家と相談しながら服用して頂くことが望ましいです。 |
Q.
漢方の良さを教えてください。
|
|
Q.
漢方薬はどのようにして処方してもらうことができますか?
|
病状や体質に合わせて漢方薬を選ぶことになりますので、まずはお近くの漢方を取り扱う医療機関でお困りの症状について相談して頂くと良いです。
西洋医学的な治療が必要な疾患を除外する目的もあります。 |
折茂 政幸
Masayuki Orimo ウェルネス宮前クリニック 院長 千葉大学大学院修了 医学博士 専門 循環器内科 ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。 普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。 また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。 |