第17回ゲスト ソムリエ・ワインプロデューサー 小川その子さん

第17回ゲスト
ソムリエ・
ワインプロデューサー
小川その子さん
「楽しく幸せに生きるには抗わないこと」
ソムリエとして長年ワインレストランを経営されたのち、トライアスリートとしても複数回優勝を飾りながら、現在はワインプロデューサーとしてグローバルに活躍されている小川その子さんが今回のゲストです。
Q.ようやくニュージーランドへの渡航もできるようになりましたね。これまでトライアスリートとしても国内・世界各国でのレースに出場されてご活躍でしたが現在はワインプロデューサーとしてニュージーランド産のロゼワインを作られていらっしゃいます。ロゼワインはどんなシチュエーションでどんなお料理に合いますか?

ロゼはどんなお料理にも合わせやすいんです。一昔前は白でもなく、赤でもなくどっちつかずという言い方をされる方もいらっしゃいましたが、白・赤の両方のいいところを兼ね備えています。とてもフードフレンドリーなワインなのでどんなお料理にも寄り添えるんです。ただ、ちょっと甘口なロゼは合わないものもありますが、うちのロゼはドライで程よくタンニンがあるのでしっかり目のお肉料理にもいいですし、和洋中、エスニック何にでも合いますね。また、フランスでは年齢を重ねたご夫婦が夕暮れになるとデッキへ出て夕日を眺めながらロゼで乾杯するというロマンティックな文化もあるんですよ。


Q.今年はどんなロゼワインができそうですか?

年は軽やかでチャーミングな味に仕上がりそうです。去年は果実味がぎゅっと濃縮された感じでした。2022年バージョンは11月中旬に発売予定です。楽しみに待っていてくださいね。


Q.その子さんは栄養士や中医学(薬膳)の資格もお持ちですよね。ご自身の美容法や体調管理法で何か特別なことはされていますか?

食事は栄養学、中医学の両方の良いところを自分に合った形で取り入れています。昔のおばあちゃんが教えてくれた食事の知恵はそれでいうと中医学のようなものなんですよね。私の実家では家庭菜園をしていて、季節の野菜を庭から収穫してきて食べました。梅干しは家でつけるし、お味噌も時間をかけて熟成させた手作りです。仕事柄、会食が続いたりすると肌の調子や体調が乱れてきます。そうすると自然に体が欲するものが子供の頃から慣れ親しんでいる添加物の入っていない食べ物なんです。高級なサプリメントを飲むよりも、自分でつけた梅干し、糠漬けやお味噌汁、家庭菜園のお野菜を摂ることで身体が整うのを実感します。美容に関しては雑誌やネットの情報をそのままやってみるということをしなくなりました。中医学の観点からもわかるのが、それぞれに体質や肌質があるので、私自身に合ったものは何か?を模索します。そうするとやっぱり自然と身体が欲しているものが必要だと気づきます。自分の身体の声を聞くことが大切ですね。


Q.コンシダーマル世代へメッセージを。

楽しく幸せに生きるには、抗わないことかなと思います。スキンケアや健康管理も大事にしていますが、年齢を重ねて自然とできるシミやシワを悲観せずに受け入れる。若かりし頃の過去でも、見えない未来への不安でもなく、「今を生きる」こと。それはどこかトライアスロンのレースに似ているのかもしれませんね。最近、S N Sなどでよく見るようになった「丁寧な暮らし」は、私にとって両親から学んだ家庭菜園や手作りのお味噌に梅干し、糠漬け。そして育てている植物のお花が咲いて嬉しいと感じられることなど。これからも身近な日常を楽しみ、丁寧に暮らす日々を大切にしていきたいと思っています。
小川 その子 さん
1977年1月19日生まれ

ソムリエ、ワインスペシャリスト、栄養士、スポーツ栄養スペシャリスト、薬膳フードデザイナー、 トライアスリート。ワインの醸造アドバイザーとして活躍する。現在ニュージーランド産のロゼワイン、『vin rose』をプロデュース。

『vin rose』を味わってみたい方はこちら。
http://www.winetable.jp

◇コンシダーマルの感想

ずいぶん前から使わせていただいています。コロナ前まではトライアスロンのレースや仕事で、国内・海外と飛び回っていたのでポーチに入る大きさのボトルは持ち運びにも便利でした。コンシダーマルはベタつかず、サラッとして使い心地がいいですね。最近、ケミカルな香りが苦手になってしまったので、無香料というのも嬉しいです。年齢を重ねてくるとエイジングケアのためにはライン使いを薦められるのですが、それが面倒なので、一本でスキンケアができるのは本当に助かります。

 

取材 コンシダーマルメールマガジン編集部
撮影 萩庭桂太