[愛用者さまからのご相談]「老化の原因の一つに慢性炎症がある」と聞きました。本当ですか?

[愛用者さまからのご相談]
「老化の原因の一つに
慢性炎症がある」
と聞きました。本当ですか?

コンシダーマルご愛用者さまからのご相談です。
[Kさん/64歳]

Q.毎年夏になると、紫外線の影響で肌の調子が悪くなり、シミやくすみが気になります。最近、「老化の原因の一つに慢性炎症がある」と耳にしました。
炎症というと、ケガや風邪のときに起こるものだと思っていましたが、体の中でも気づかないうちに炎症が続くことがあるのでしょうか。
慢性炎症は、肌の老化や生活習慣病とも関係があると聞きますが、本当ですか?

A.「慢性炎症」とは、急性炎症では痛みや発熱などの分かりやすい症状が現れる一方で、はっきりとした自覚症状が出ないまま、体内で長期間続く炎症のことです。

関節リウマチや潰瘍性大腸炎、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などの「慢性炎症性疾患」をはじめ、動脈硬化や生活習慣病、一部のがん、アルツハイマー病などにも炎症が関わっていることが分かっています。実は、「慢性炎症」は全身のさまざまな病気と関わっています。

炎症は、リンパ球やマクロファージ(どちらも白血球の一種)などの免疫細胞が「炎症性サイトカイン」という炎症を引き起こす体内物質を放出することで起こります。 本来、「炎症」は悪いことではなく、細菌やウイルスなどの病原体から身体を守るために欠かせない反応です。 ですが、免疫の働きが乱れたり、過剰に反応したりすると、炎症性サイトカインのコントロールが出来なくなり、炎症が長く続くことで「慢性炎症」につながります。
生活習慣病については内臓脂肪が深く関係しています。内臓脂肪は単に脂肪を蓄えているだけでなく、過剰に蓄積すると炎症性サイトカインを放出し、慢性炎症の原因になることがわかっています。腹囲が気になり出したらご注意下さい。

そして、肌への影響もあります。「炎症老化」という言葉が使われますが、肌の内部で炎症が続くとコラーゲンやエラスチンといった弾性繊維が破壊され、それによって肌の弾力が低下することで、シワやたるみの原因になります。
また、メラニンの生成が促進されることで、くすみやシミができやすくなります。さらに、肌のバリア機能が低下すると、乾燥や赤み、吹き出物など肌トラブルの原因にもなります。



慢性炎症を予防するには、
①内臓脂肪を溜めない
②抗炎症作用のある食べ物を摂取する
③定期的な運動を行う
④十分な睡眠を確保する

ことが大切です。

特に、食事については抗炎症作用のあるイワシやアジ、サバなどの青魚に含まれるオメガ3脂肪酸、緑黄色野菜などに含まれる抗酸化作用のあるポリフェノール、海藻類に含まれる水溶性食物繊維、納豆や味噌などの発酵食品を積極的に摂るようにして下さい。ショウガやニンニクなど免疫機能を調整する香辛料も有効です。反対に、インスタントなどの加工食品やファストフード、精製糖や小麦粉を多く含む食品の摂り過ぎは、慢性炎症の原因になりますので注意が必要です。

折茂 政幸
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。