まだまだ暑い日は続きます。元気に乗り切る!「夏バテ」の原因と対策。

まだまだ暑い日は続きます。
元気に乗り切る!
「夏バテ」の原因と対策。

今年は梅雨明けも早く、猛暑続き。暑すぎて体調がすぐれない方も多いのでは?

熱中症もさることながら、やっぱりこの時期感じるのは「夏バテ」。
さて、夏バテとはどうしてなるの?どんな症状?改善方法は?教えて?折茂Dr.!

Q.
夏バテの原因は?
真夏の外気温の高さ、室内外の温度差、冷たい飲食物の摂取による胃腸への負担などで自律神経に過度な負担がかかり、自律神経の調節に乱れを生じることで起こります。水分・ビタミン・ミネラルの不足、睡眠不足なども要因となります。
Q.
どんな症状?
  1. 疲れやすくだるいといった全身症状
  2. 食欲低下や下痢などの消化器症状
  3. 頭痛、めまい感、イライラなどの神経症状
Q.
夏バテを起こすとお肌はどんな状態になりますか?
夏バテの状態とは異なりますが、紫外線やエアコンによる乾燥には注意が必要です。
肌はごわつき、過度の紫外線はシミやシワの原因になります。
皮脂の分泌も多くなるので、かぶれやニキビもできやすくなります。
UVケアと保湿をお願いします。
Q.
改善方法は?
  1. 水分・ビタミン・ミネラルの補給:夏野菜には体を冷やす効果があります。疲労回復にはビタミンB群の摂取を。
  2. 適切な室温管理:28℃以上にならない様に。ただし、冷やし過ぎにもご注意下さい。
  3. 頭痛、めまい感、イライラなどの神経症状
Q.
予防方法は?
  1. 長時間暑い場所に滞在しない:外出時は帽子や日傘などで対策を。
  2. 室内外の温度差に注意:温度差5℃以上になると自律神経が乱れます。
  3. こまめに水分補給:のどの渇きを感じる前に定期的な補給。
  4. 冷たい飲食物を摂り過ぎない:温かい料理を取り入れて下さい。

皆さんも生活習慣を見直して、この夏も健康にお過ごしくださいね。

折茂 政幸 
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。