第22回ゲスト ラジオ制作プロデューサー 桜井聖子さん

第22回ゲスト
ラジオ制作
プロデューサー
桜井聖子さん
「初心忘るべからず。日々反省と感謝。」
ラジオ各局で番組の制作プロデュースをしながら、放送批評懇親会常務理事なども務め、日々お忙しくしていらっしゃいます。「一度きりの人生なのだからわがままに楽しんで生きるのよ。」と笑う桜井さん。眠る暇もなく徹夜でお仕事されることも多いとか。
Q.桜井さん、これだけお忙しくていらして美容に関して日頃はどんなことに気を遣っていらっしゃいますか?

「普通」なんです。普通が難しいですよね。私はデフォルメすることもないし、メイク「アップ」をしません。
TPOに応じて人にお会いした時、相手に不快感を与えないようには務めますね。結婚式やパーティーなど、私の為ではなくてその主賓となる方に失礼があってはいけない時はメイクをしようという考え方で、一つのマナーという感じです。普段は朝起きて顔を洗って、年齢と共に保湿は大事だから基礎的なことはやって。ファンデーションを塗り、眉を描き。でも口紅をつけることはしないんです。寝坊してスッピンの日もあります。
不規則な仕事で夜中2時3時に帰ったとしても顔は洗って寝なさいよ、と美容家さんに言われたのでそれは心がけています。ただ、本当にクタクタでそのまま寝てしまった日は「やっちゃったなぁ」と思うことが大切で後悔はしません。


Q.お肌もキレイで唇もまるでリップを塗っているように血色がいいですね。

こうして褒められるとそれが一つのメイクになりますね。(笑) そんな私にとってオールインワンはとても便利です。女性の社会進出も増えて、家事や子育てをしながら忙しい生活を送っていますよね。その中で便利な時代になりました。だってスキンケアのアイテムを並べなくて済むようになったんだもの。面白いことに若い頃は肌に潤いも弾力もあって素の美しさがあるのに、その頃の方が基礎化粧品を揃えてみたり、色んなものを塗ってみたくなる傾向が強いですよね。それが歳を重ねていくとアイテムは引き算になっていく。ところが本当は逆なのよね。足さないといけなくなってくる。でも私はこんな性格で面倒くさがり屋だから、このオールインワンのコンシダーマルは楽で私に合っているんですよ。仕事をしている人たちにとって、最高の相棒になると思います。


Q.多くの方は「老い」を恐れ、様々な美容法を試されているようです。桜井さんにとって年齢を重ねることは?

例えば肉体的な話。以前だったら駅まで5分で行けていたものが、歩く速度が遅くなって8分かかるようになったとします。それを「老い」ととるのか、「8分かかった」という事実だけを受け止めるのかという違いです。私はそれを「老い」として紐づけることはないんですよ。記憶力で言うなら、昨日の夜何を食べたっけ?と覚えていない時、歳だよね、なんて会話になったりしますが、昨日食べたものを忘れるのは昔もあって今に始まったことじゃないでしょ?(笑)だから老いを感じることは見つからない。私はこの時代に無事、また歳を重ねられたことに感謝しています。そうしたくてもできない人が世界にはいっぱいいるから。二十歳を迎えたくても迎えられない国の子供達だっている。難病を抱え日々、不安と命と向き合っている人もいる。年を重ねることを嘆き卑下する基準が私にはありません。年齢というのは変わりのない事実でしかないんです。心の持ちようと、今見ている視野の角度を10度でも15度でも変えてみるといいですよね。


Q.健康については何か気を付けていることはありますか?

こんなに不健康な生活している人は珍しいですよね。(笑)健康は食事・運動・睡眠が大切です。まず睡眠は取れていませんね。運動も自発的にジムに行ったりはできません。特別な健康法はありませんが、楽しんでできることをしています。食事だけは自分でコントロールができるので1日1~2回は旬のお野菜をたっぷりと摂っています。


Q.これからの展望は?

展望はないんです。初心忘るべからず。日々、反省と感謝。そして公私とも色々なことに臨むこと。仕事を追うのではなく、そこにあるものを真摯に取り組む。私は自分のために今を生きているだけなんです。未来を考えて不安になるのは「今」を生きていないから。今を一生懸命生きようと思うと結構大変よ。
長年ラジオの仕事をしてきてこのコロナ禍の3年で皆さん「普通」ということの難しさを実感されたのではないでしょうか?たくさんの制約が課され、日常というものを奪い取られて、それでも毎日の暮らしはある。なんとか自分の日常を極力続けようと努力されたと思うんです。その中でラジオがかかっていたり、音楽が流れてきたり、パーソナリティが投げかける言葉でふと日常が戻る。人生のちょっとした豊かさへのヒントやきっかけへのほんのひとかけらを発信することで変われたり、救われたり、楽しいと感じてくださるリスナーさんもいらっしゃいます。
展望をしいて言えば、そんな彩を添えて皆さんへ「普通の日常」をこれからもお届けしたいですね。
桜井 聖子さん
1958年1月14日生まれ

有限会社 さくら 代表取締役。
日本大学芸術学部放送学科卒業。
(株)テレコム・サウンズを経て93年に独立。J-WAVE、FM横浜、InterFM897、TBSラジオ、NHKなど各局で、番組・イベントの企画・制作・プロデュース。放送批評懇親会常務理事・ギャラクシー賞ラジオ部門委員長。

◇コンシダーマルの感想

慌ただしい朝に、顔だけ洗ってとにかく家を出るというときはコンシダーマルをバックに入れて駐車場で保湿をします。徹夜の仕事もあるのでオフィスにも置いてあります。何より時間を大切にしないといけない人にとって、とても強い味方になるアイテムですね。浸透してベタ付きが残らず、肌が±0になる感じがとても気に入っています。頑張るというのが好きではないのですが、コンシダーマルは頑張らずにいられる安心のお供。「普通=日常」でいられます。今は多様性の時代。多様な文化や社会において男女関係なくどこでもいつでもどなたでも使えるんじゃないかしら。

取材 コンシダーマルメールマガジン編集部
撮影 萩庭桂太