[愛用者さまからのご相談]ご高齢のお母様の健康状態について

[愛用者さまからのご相談]
ご高齢のお母様の健康状態について

コンシダーマルご愛用者さまからのご相談。
52歳R.Hさん。

Q.更年期もあり自分の体調が思わしくない日も多いのですが、80歳を超えた母の体調も心配です。持病は脂質異常症、高血圧、糖尿病です。毎日薬を飲んで症状のコントロールはできていますが、昔の人なので風邪のような症状があったり、食欲不振など自分の体調が悪くても我慢して家族にあまり話をしてくれません。病院へ行こうと促すのですが、そのうち良くなるからとなかなか行ってくれません。病気は早期発見が大切かと思うのですが、こういう世代の我慢をしたり、遠慮しがちな母にはどのように話をしたら病院へ連れて行けるようにできますか?また、どんな症状(見た目、様子)に注意が必要ですか?
A.脂質異常症、高血圧症、糖尿病については定期通院されていて、1か月もしくは2か月定期薬が処方されている状況かと思います。
私が普段の診察で遭遇するのは、定期薬が無くなるまで受診を控えてしまう方です。
何となく体調が悪くても次の診察まで様子をみようと思われる方がいらっしゃいます。

医者が定期薬を処方する日数は、恐らくその期間は大きな体調の変化が無いだろうと思われる日数として処方します。体調が変わらなかったらその頃にお越しくださいという意味ですので、 体調に変化があったらいつでも受診もしくは電話連絡してください と伝えています。

また、大したことではないのに受診するのが申し訳ないと思われる方もいます。医療機関への受診は大きな問題があってからではなくて、大きな問題ではないことを確認するために受診して下さる様に勧めています。何も無ければ「良かったね」と安心してお帰り頂いています。

脂質異常症、高血圧症、糖尿病はすべて動脈硬化に影響する疾患ですので、大きな病気としては心筋梗塞や脳卒中に注意が必要です。
症状としては胸の痛み、脳神経症状(視界がぼやける、呂律が回らない、片側の手足に力が入らないなど)を伴う意識障害です。
ただし、高齢者は自覚症状が軽くはっきりしないことが多くあります。特に糖尿病をお持ちの場合は胸の痛みが無い心筋梗塞ということもあります。
特定の症状が無いことも多いですので、何となくいつもと様子が違う、少し元気が無いような感じがするという直感が大切です。躊躇せずに受診してください。
Q.高齢の親のQOLを保つために気をつけることを教えてください。
A.QOL(生活の質)に直結する要因として以下の3つが重要です。

① 栄養状態の悪化:
胃腸機能の低下による食欲減退あるいは身体活動量の減少により食事摂取量が減少し低栄養になりやすいです。
特に、一人暮らしの場合は栄養が偏りやすく注意が必要です。ご家族で栄養バランスを確認するなど工夫をお願いします。薬局などで行っている栄養指導などを利用してご相談されるのも良いと思います。

② 身体活動量の低下:
運動量が低下すると筋肉量がますます減少します。筋肉量の減少で歩行時にフラツキを生じやすくなり、転倒した際に骨折するリスクが高まります。
入院治療後には身体活動量が著しく低下してしまいますので、骨折には十分に注意をお願いします。ラジオ体操やスクワットなどで毎日下肢の筋力トレーニングをお願いします。

③ 社会的交流の減少:

出掛ける意欲の低下、痛みなど身体的な障害で外出が困難になるあるいは友人が少なくなるなどの理由で、地域の交流の場に出掛ける頻度が減少します。
気分的にも落ち込み閉じこもりやすくなるため、ご家族との親密な会話や社会的な交流はぜひ継続してください。社会的交流の継続は認知症の予防にも効果があります。

治療中の疾患については良好な管理を継続することが大切です。 心不全や脳梗塞など重篤な合併症で入院した場合には、先ほど述べました通り、退院時には急速に身体機能および認知機能が低下してしまい、自宅へ帰ることが困難になることもあります。
入院するような事態にならないように、定期的な検査で異常が無いことを確認することが大切です。 また、ちょっとした体調不良を放置せず、早めに医療機関で相談して下さることをお勧めします。
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折茂 政幸
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。