最近物忘れが・・・? 最近よく聞く 若年性認知症ってなぁに? |
コロナ禍もあり、人と会うのが憚られる時代。 |
Q.
若年性認知症とはなんですか?
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一般に、認知症は加齢による脳の変化に伴い高齢者に多くみられますが、65歳未満で発症したものを若年性認知症と診断します。
平均の発症年齢は51歳前後です。 |
Q.
原因は?
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Q.
どんな症状?
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Q.
思い当たる症状がある場合はどのような検査をしますか?
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神経心理学検査(HDS-R、MMSEなど):質問や簡単な作業・計算を行って頂き、認知機能を評価する検査です。
脳画像検査(MRI、VSRAD、SPECTなど):脳の画像を撮影し、脳の萎縮や血流を調べる検査です。 |
Q.
治療法は?
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現在、認知症に対して根本的な治療薬はありませんが、病状の進行遅延や症状改善を目的に薬物療法(アセチルコリンエステラーゼ阻害薬、NMDA受容体拮抗薬)が行われます。
また、非薬物療法としては回想法・音楽療法・リアリティーオリエンテーション・運動療法などがあり、心身のリラックスや身体機能改善を目的に行われます。 |
Q.
予防法は?
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一部のアルツハイマー型認知症など遺伝的な要因が関与しているものには有効な予防法がありませんが、過度の飲酒・喫煙、食習慣の悪化、運動不足、過度のストレスは認知症のリスクと考えられています。
特に、血管性認知症は生活習慣病と密接に関連しますので、まず血圧・コレステロール・血糖値に注意し、定期的な運動習慣を身に付け、過度の飲酒は避けるようにお願いします。 |
折茂 政幸
Masayuki Orimo ウェルネス宮前クリニック 院長 千葉大学大学院修了 医学博士 専門 循環器内科 ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。 普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。 また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。 |