[愛用者さまからのご相談]お肌のシミやシワ、くすみなどにも関係すると聞きますが、糖化は私たちの身体やお肌にどのような影響を与えるのでしょうか?

[愛用者さまからのご相談]
お肌のシミやシワ、くすみなどにも
関係すると聞きますが、
糖化は私たちの身体やお肌に
どのような影響を与えるのでしょうか?

コンシダーマルご愛用者さまからのご相談です。
[Kさん/62歳]

Q.少し前から、「糖化」という言葉を耳にします。肌のシミやシワ、黄ぐすみの原因になると聞きましたが、糖化は肌だけの問題なのでしょうか?身体の中ではどんなことが起こっているのですか?

A.「糖化」という言葉を聞くと、肌の老化をイメージする方が多いかもしれませんね。確かに糖化は、シワやたるみ、シミ、くすみなど、肌の老化にも関係しています。でも、糖化は肌だけで起こっているわけではありません。

○そもそも「糖化」って何?
「糖化」とは、糖とタンパク質が結合することです。
調理では、糖とタンパク質が加熱されてきつね色に焼き色がつく「メイラード反応」として知られています。実は体内でも糖化が起こり、過剰な糖質の摂取などによって血液中に余った糖とタンパク質が結合します。
その結果、最終糖化産物(AGEs:Advanced Glycation End Products)が作られます。このAGEsは体内に蓄積すると、老化を促進する物質の一つとして知られています。つまり糖化は「美容の問題」だけではなく、血管を含めた全身の健康に関わる問題なのです。

○血管にも、肌にも影響します。
糖化によって生成されたAGEsは、動脈硬化の原因の一つになります。糖尿病で全身の動脈硬化が起こりやすいのは、そのためです。
一方、肌のコラーゲンと糖が結合すると、コラーゲン本来のしなやかさが失われ、シワやたるみにつながります。また、メラニンの産生にも影響するため、シミの原因にもなります。肌の血管にも影響を及ぼすことから、くすみやむくみなどにつながることもあります。ご相談のシミ、シワ、黄ぐすみといったお悩みの背景には糖化が関係している可能性があります。

○糖化は全身の「老化」とも関係しています。
さらにAGEsは身体のさまざまな組織に影響を及ぼします。心臓病や脳卒中をはじめ、一部のがんの発症リスクを高めるほか、脳では認知症、目では網膜症や白内障、骨では骨粗鬆症など、全身の老化に関連した疾患のリスクを高めることが知られています。
ですから糖化対策は、肌だけの問題ではなく、健康寿命を伸ばすためにも大切なことなのです。

○では、糖化を防ぐにはどうしたらいい?
加齢に伴ってAGEsは少しずつ蓄積していきます。だからこそ、普段の生活の中でできるだけAGEsを増やさないことが大切です。
まず、重要なのは、血糖値を急激に上げないこと、糖化したものを多く食べないことが大切です。
食後の血糖値の上昇を抑えるには、
①ゆっくり食事をする
②野菜などのおかずを先に食べる
③炭水化物を摂り過ぎない
④砂糖を含む飲み物を避ける

ことを心掛けてください。



調理方法では、高温で「揚げる・焼く」とAGEsが多く発生しますので、「煮る・茹でる・蒸す」などのほうがAGEsの生成を少なくすることができます。火にかける時間を短くすることも有効です。
また、喫煙や運動不足、ストレス、睡眠不足はAGEsの蓄積量を増やすことが報告されています。
つまり、糖化を防ぐために特別なことをするというより、「食べ方」「調理方法」「運動」「睡眠」「ストレス」など、毎日の生活習慣を少しずつ見直すことが大切なのです。

・・・編集部より・・・

肌のシミやシワ、黄ぐすみが気になって、糖化対策をしようと思ったことが、実は身体全体の健康を考えるきっかけにもなるということですね。

折茂 政幸
Masayuki Orimo
ウェルネス宮前クリニック 院長
千葉大学大学院修了
医学博士
専門 循環器内科
ヒトの身体は自然の摂理に従っていると僕は考えます。
普段の食事や体を動かすこと、十分な睡眠と過度のストレスを避けることが健康にとってとても大切で、何気ない日常の積み重ねが普段の体調や病気のリスクに大きく影響します。
また、個々の特性、体質はそれぞれ異なりますから、他の方と同じ方法では改善しないことがあります。適切な医学情報をお伝えし、一人一人の体質に合った治療を目指しています。